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2008年9月13日 (土)

生物と無生物のあいだ

生物と無生物のあいだ 生物と無生物のあいだ(福岡伸一著;講談社現代新書)を読みました。

生命とは何か?
プロローグで「それは自己複製を行うシステムである」とひとつの認識を示しますが、本書では野口英世の話を切り口に、DNA、二重ラセン構造と分子生物学、生命観を展開していきます。
DNAなどの専門用語は使われてはいますが、例をふんだんに使い、難しさを感じずに読み進めることが出来ました。特にDNAのところは読み応えがありましたよ。
著者自身の経験も交えながら、特に最後のノックアウトの実験では臨場感、切迫感がありました。

とても良かった本でした。オススメですよ。

<関連記事>

フェルマーの最終定理(サイモン・シン著)
本書の101ページにも触れられていた、フェルマーの定理についての本です。数学の話でまったく分野が違いますが、本書と同様に読みやすい良書です。

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