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2011年1月19日 (水)

本能寺の変 四二七年目の真実

本能寺の変 四二七年目の真実本能寺の変 四二七年目の真実(明智憲三郎著;プレジデント社)』を読みました。

「本能寺の変」といえば、明智光秀が織田信長を怨んで、ある夜突然に本能寺にいる信長を襲ったようなイメージがあります。
ところが、それは秀吉によって作られたイメージだと言うのです。

本能寺の変には、大きな謎が少なくとも以下の7つがあるとのことです。

1.光秀の謀反の動機
2.なぜ信長はあれほどに無警戒で本能寺にいたか
3.なぜ光秀は本能寺の変をやすやすと成功させ得たか
4.家康の安土城訪問とその後の上洛がなぜあれほど無警戒だったか
5.光秀の政権維持策
6.本能寺の変の後、急遽堺から三河に戻った家康の取った行動
7.秀吉の「中国大返し」がなぜあれほど成功したか

本書の著者は明智光秀の子孫であり、「本能寺の変」を信憑性のある証拠と論理的な推論によって解き明かしていきます。

その謎解きのネタバレは出来ませんが、最高の本でした。
エピローグにあるように、まさに「事実は小説よりも奇なり」でしたよ。

<リンク集>

本能寺の変 「明智憲三郎的世界 天下布文!」
著者の方のブログです。

本能寺の変 - Wikipedia

<関連記事>

逆説の日本史10戦国覇王編(井沢元彦著;小学館文庫)
織田信長について書かれています。

武士の家計簿(磯田道史著;新潮新書)
家計簿から、武士はどんな暮らしをしていたのかを読み解いています。

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コメント

 書評ありがとうございました。2013年12月に『本能寺の変 431年目の真実』(文芸社文庫)を出版しました。より進化した「歴史捜査」をお楽しみください。
http://blog.goo.ne.jp/akechikenzaburotekisekai/e/50b50ebc331dde1d88b133a20f4bfd5a

投稿: 明智憲三郎 | 2014年2月26日 (水) 10時51分

>明智憲三郎さん

「本能寺の変 431年目の真実」ご出版おめでとうございます。
427年目の真実に追加された節もあるとのことで、また読ませて頂きたいと楽しみたいと思います。

投稿: ひらぼん | 2014年3月 1日 (土) 10時33分

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